和歌山に住む高校時代からの親友が我が街“横浜”に遊びに来た。
奥さん1人、男の子2人の父は、元横浜人。所謂“ I-ターン ”というやつで、和歌山に住みついしまった。
そこで何をしているかというと、備長炭を作っている。
二十歳そこそこの時に日本中を旅していた彼は、備長炭の美しさに触れる。まぶしいくらいに、白色に光輝く窯出し時の備長炭は、まさに木のダイヤモンドといっても過言ではなかろう!
自分も何回か彼の芸術作品とも言える立派な窯にお邪魔させてもらったが、なんとも重労働の炭焼きという仕事から生まれる備長炭というものは、とても不思議なものである。
黒く光り、お互いにあたると金属音にも似た音を発するこの炭は、インテリアとして使えるほどに美しく威風があるものだ。
さらに、火を入れると、きれいなオレンジ(白色に近い)色にきらめき、その上で焼かれる魚、肉、野菜をさらに美味しく仕上げてくれる。
一度秋刀魚を焼いたら、やめられません。
木の切り出しから、炭を作るまで手塩にかけて作る職人技に感動!